Δ声優Δ


声優

関俊彦


経歴
大学在学中の1983年にラジオドラマでデビュー。アニメでのデビューは同年放送の『太陽の子エステバン』の兵士。『赤い光弾ジリオン』(1987年)で初めて主役を務め、これを契機にブレイクした BL系OVA・ドラマCDの創世記を支えた声優の1人でもある。OVA『学園特捜ヒカルオン』でも主役を務めた。
1991年には山寺宏一・日高のり子と共にユニット・バナナフリッターズを結成し、ラジオ、CDリリース、舞台などで活動した(その後、ユニットは1995年に活動停止)。
主題歌を務めた仮面ライダー電王『Climax Jump DEN-LINER form』はオリコンで第2位にランクインし、その功績が認められ電王の共演者と共に声優アワードでシナジー賞を受賞。

特色
新機動戦記ガンダムW』のデュオ・マックスウェルや『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のブリード加賀のような明るく端正なキャラクター造形を本領とする一方で『ラーゼフォン』の一色真のような冷酷なキャラやOVA『冥王計画ゼオライマー』の木原マサキのような狂気に満ちた残酷な悪役もこなしている。
元々は『赤い光弾ジリオン』のJJ役や『天空戦記シュラト』のシュラト役のような熱血漢役を演じる機会が多かったが、OVA『ここはグリーン・ウッド』の手塚忍役、『無責任艦長タイラー』のル・バラバ・ドム役などの冷静沈着な役柄にも徐々に演技の幅を拡げていった。
その後は加齢による多少の声質の変化もあって『最遊記シリーズ』の玄奘三蔵役、『機動戦士ガンダムSEED』のラウ・ル・クルーゼ役などそういったタイプの演技が主流となっているが、『仮面ライダー電王』のモモタロス役ではテレビシリーズ作品では久々の熱血漢役を演じている。

ゲーム『テイルズ オブ デスティニー2』のロニ・デュナミスや『NARUTO』のうみのイルカなど、「主人公の良き理解者」的な役を演じることも多い。
『シザーハンズ』『ザ・リング』『TAXiシリーズ』『ドクター・フー』など、外国映画吹き替えでも活躍。2010年2月現在で約200作品の吹き替えを担当している。


代表作
「新機動戦記ガンダムW」(デュオ・マックスウェル)
「最遊記シリーズ」(玄奘三蔵)
「忍たま乱太郎」(土井半助)
「天空戦記シュラト」(シュラト)
「仮面ライダー電王」(モモタロス)


遊佐浩二


経歴
子供の頃は京都競馬場の近く(京都市伏見区)に住んでいた。大学時代は国語学を専攻していた(『週刊・遊佐浩二』61回)。大学卒業後は勝田声優学院第7期生を経て、1995年に声優としてデビュー。デビュー当初はオフィス薫に所属していた。
2007年2月7日更新分のモバイル文化放送『週刊 遊佐浩二』第38回、および3月9日更新分『モモっとトーク』第33回放送にて、声優の三橋加奈子との結婚を報告した。結婚式は挙げたようである。
2007年に出演した『仮面ライダー電王』で手がけた後期主題歌『Climax Jump DEN-LINER form』はオリコンで第2位にランクインし、その功績が認められ電王の共演者と共に第2回声優アワードでシナジー賞を受賞した。

特色
主にアニメやドラマCD、洋画の吹き替えを中心に活動する他、近年では情報番組などのナレーションを手がけることも多い。
最近では本職である声優の他、イベントやラジオの仕事が増え、本人のパーソナルな部分が広く知られるようになった。
役柄では二枚目から三枚目、クールな役から情けない役、更には腹黒い役や軽い感じの悪役まで演じるが、陰のある役や狂気じみたキャラも演じることもある。
時には特撮作品での怪人役などで低音の陰険な声を使うこともある。本人曰く、『黒執事』の劉、『銀魂』の東城歩、『BLEACH』の市丸ギンなど、瞳をあまり開かないキャラクターを多く演じている。


代表作
「BLEACH」(市丸ギン)
「絶対可憐チルドレン」(兵部京介)
「仮面ライダー電王」(ウラタロス)


てらそままさき


経歴
桐朋学園大学短期大学部卒業後、劇団俳優座に所属。本人によればもともとは体育教師志望だったが、映画好きの兄の影響と、高校時代につかこうへいの舞台を観劇したのがきっかけで方向転換したという。1984年『Wの悲劇』で映画デビュー。
『Wの悲劇』のメガホンを取った澤井信一郎や、高校時代から懇意にしていた堀川弘通の監督作品の常連となり、現在も各種ドラマでのバイプレーヤーとして活躍している。
声優としても活躍している。 1987年の『仮面ライダーBLACK』でシャドームーンの声を担当し注目されたが、その後も東映制作の特撮ドラマ以外では声優としての仕事は少なく、本格的に声優活動も行うようになったのは1999年に俳優座を離れてからである。主に洋画吹き替えを担当することが多いが、アニメやナレーションなどでも活動している。
芸名を変えた理由は「(「杣」という字が読みにくかったので)読みやすい方がいいかなと思った」ことによる。ただし声のみの出演以外では漢字の寺杣 昌紀を使う(『子安・岩田のVOICEきゃらびぃ』より)。


人物
『仮面ライダー電王』に出演して以降ラジオやイベントに招かれる機会が増え、非常にノリがいい性格が多くのファンに知られるようになった。
『電王』で共演した鈴村健一の『(有)チェリーベル』に出演した際、ボケやツッコミの掛け合い、さらには織田裕二や堺正章の物真似を交えたトークで、櫻井孝宏から「(文化放送で)番組持ったほうがいい」と絶賛された。
その一方で、小野大輔を叱ったことがあるなど、役者として厳格な一面も持つ人物でもある。

スポーツは観戦も実際にプレーするのも共に好きで、観戦ではプロ野球阪神タイガースのファンを自認し、雑誌のインタビューで「大阪で仕事があった際、大阪ドームでのオープン戦を見に行った」と語っているほど。本人は高校時代にバレーボールをプレーしていた。
家族は22歳の時に結婚した桐朋学園の先輩と、コンテンポラリーダンサーとして活躍している長女、「マロン」という名のマルチーズ(♀)。後者については「こんなに可愛いとは思わなかった」と語っている。


「村岡伊平治伝」(村岡伊平治)
「NARUTO -ナルト- 疾風伝」(飛段)
「仮面ライダー電王」(キンタロス)
海外ドラマ「ER緊急救命室」(ルカ・コバッチュ)


鈴村健一



経歴
大阪府立少路高等学校卒業後、日本ナレーション演技研究所等を経て、1994年にテレビアニメ『マクロス7』のモーリー役でデビュー。
以後、現在に至るまでアニメ、ゲーム、ドラマCD、ラジオパーソナリティ、音楽活動など様々な分野で活躍する。
2008年3月8日に開催された第2回声優アワードにて、ベストパーソナリティ賞・シナジー賞(『仮面ライダー電王』)をダブル受賞した。
2008年10月8日、ランティスよりメジャーデビュー。


特色
主に少年役から青年役を担当し、テンションの高いキャラクターや歳のわりに落ち着いているキャラクター、クールから熱血漢、好青年から冷徹な悪役など、様々な性格のキャラクターを幅広く演じる。


人物
愛称は「鈴(スズ)」、「スズケン」、「ムラケン(保志総一朗命名)」、「ピンピン(特定ラジオ内)」など。ただし、「ムラケン」と呼ぶのは命名者である保志のファンがほとんどで、実際のファンは「鈴(スズ)」と呼ぶことが多い。
プロフィール上では大阪府出身(上京前に住んでいたのが大阪府)となっているが、生まれは新潟県。転勤が多い家庭で育ったことから、上記の新潟県、大阪府以外にも、岡山県岡山市、福岡県北九州市門司区などに住んでいたことがある。そのため関西弁はあまり話せないという一方で、素の喋りでは関西弁訛りで話す場合が多い。
幼い頃は喘息持ちで、呼吸法をマスターするため合気道を5年やっていた。かなりの偏食で、小学校中学年頃までは給食も満足に食べられなかったという。その反動からか大人になってからはグルメになったとのこと。
大の犬好きで現在キャバリアとヨークシャー・テリアを飼っている。名前は「もも」と「アイビー」(ともにメス犬)といい、由来は花の名前から。洋服をネットで注文したりするなど溺愛している。その愛犬家ぶりをラジオなどで語り、リスナーから「犬の話はやめてください」との便りが届いたこともある。
自他共に認める特撮ファンであり、特に『人造人間キカイダー』をこよなく愛している。特撮好きが高じて、『超人タイツ』という自身の番組内でオリジナルの特撮DVD・CDを制作するまでに至っている。初の特撮番組出演作『仮面ライダー電王』では、リュウタロス/仮面ライダー電王ガンフォームの声役に抜擢され、「仮面ライダーになりたいという夢が叶った」と喜んでいた。TVシリーズ、劇場版ともに敵怪人の声を兼任し、さらに主題歌も歌うなどの快挙を成し遂げた。以後放送された仮面ライダーの劇場版等にも顔出しや声の出演で関わっている。


代表作
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY(シン・アスカ)
「銀魂」(沖田総悟)
「仮面ライダー電王」(リュウタロス)


大塚芳忠


経歴
高校卒業後、上京。当時のアルバイト先での接客相手がテレビ局の吹き替えのプロデューサーで、自身のやりたいことが芝居と思った。

以前は同人舎プロダクションに所属していたが、その後、アイムエンタープライズの関連事務所・クレイジーボックス所属となった。


特色
洋画の吹き替え、アニメの他、報道やバラエティ番組におけるナレーションも多い。
アニメにおいては、軽妙な悪役、コミカルな二枚目半、陽気な性格の好青年といった役、クールな役ではそつのない天才肌、ミステリアスなインテリ、冷徹で残忍なものまで演じ、果ては「感情はないが、どこかユーモラスなアンドロイド」といった難しい役をこなす。
また頻度は少ないが、オカマ口調のキャラクターを演じることもある。
洋画の吹き替えではジェフ・ゴールドブラムやジャン・クロード・ヴァンダム、デンゼル・ワシントンが代表的な持ち役。また、威勢の良いアメリカ人役を担当することも多い。
海外ドラマNAVIでのインタビューにおいて、「『フルハウス』をきっかけに声優としてのポジションを確立できた」と自ら『フルハウス』が出世作であることを語っている[1]。また、『スティーヴン・キングのランゴリアーズ』のクレイグのようなエキセントリックな役の評判から、以降は一癖ある悪役の声を演じることが増えたと語っている。
やってみたい俳優を訊かれた際には『ダークナイト』でヒース・レジャーが演じたジョーカー役をやりたいと答えている


代表作
「NARUTO」(自来也)
「機動戦士Zガンダム」(ヤザン・ケーブル)
「真相報道 バンキシャ」(ナレーション)
「仮面ライダー電王」(デネブ)


三木眞一郎


経歴
声優になる前は、パティシエとして働いていた。
『機動戦士ガンダム』のハヤト・コバヤシ役で知られる鈴木清信の弟子筋にあたる。声優デビューは1989年。81プロデュース付属養成所を飛び級で卒業したにもかかわらず、広く世に知られるようになった時期は同世代の声優に比べてやや遅く、ユニット『ヴァイス(Weis)』結成の1997年前後である。
2005年10月に、第一子となる長男が生まれる(2006年6月4日、自身の公式サイトで発表)。
2010年3月6日に発表された第4回声優アワードにて、助演男優賞を受賞。『ポケットモンスター』や『機動戦士ガンダム00』などのテレビ東京系アニメやTBS系アニメなどの主要キャラクターを演じることが多い。


特色
主な役柄
主に演じる役は10代の少年から大人の男性、正統派の二枚目から三枚目、クールから熱血漢、好青年から冷徹な悪役まで幅広い声をこなす。
サブキャラクターでの出演も多く、『最終兵器彼女』『スクラップド・プリンセス』に見られる、主人公を支える兄貴的なポジションが比較的目立つようである。
また、他にも『仮面ライダー電王』のジークなどの王侯貴族的な役回りも多い。
『ポケットモンスター』シリーズではコジロウ役の他にポケモン図鑑の音声や多数のポケモン役を演じている。
映画『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』のタカスギ・サブロウタ、『フルメタル・パニック!』のクルツ・ウェーバー、ゲーム『.hack//G.U.』のクーン、『機動戦士ガンダム00』のロックオン・ストラトスに共通する、「二枚目だが遊び人なスナイパー」という役回りも多くなっている。

第2の関俊彦
新人時代、事務所の社長に「第2の関俊彦になれ」と言われたという逸話がある.
実際、新人時代の作品のいくつかには関に共通したキャラクター造形が見出される(ドラマCD『夏子の酒』『イノセント・サイズ』他)。彼が関と共演した作品では、関の演じた役よりも年上の役をすることが多い。

その他の活躍 雑誌『hm3 SPECIAL』に散文詩と写真のコラボレーション作品『獄楽』を連載、またドラマCD『KIRAI』ではアートディレクションも手がける。


代表作
「仮面ライダー電王」(ジーク)
「頭文字 D」(藤原拓海)
「BLEACH」(浦原喜助)
「ポケットモンスター」(コジロウ)
「起動戦士ガンダム00」(ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ/ライル・ディランディ)

小野大輔


経歴
青二塾日曜クラス(養成所)卒業生。
日本大学芸術学部放送学科在学中はテレビ番組制作を学んでいたが、ディレクションが思うように行かず挫折する。 その後はラジオ番組制作に転向し、音響効果を担当していた。
スタッフ不足でラジオドラマの出演者側となったのを転機に、周囲の好評価に後押しされる形で声優を目指した。
デビュー当初は吹き替えでの活動を主としていた。 後にアニメへも出演するようになり、いわゆる番組レギュラー(端役でのレギュラー)を多く務め、2006年頃からは多数のアニメ作品で主要な役柄を獲得していった。
2005年放送のテレビアニメ版『AIR』の国崎往人役で初主演。
2006年に放映されたアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』では古泉一樹を演じ、 2007年春に開催されたライブイベント『涼宮ハルヒの激奏』での歌唱やダンスなどのパフォーマンスも合わせ、一気に知名度を高めた。
2007年より本人名義での音楽活動も行っており、1stシングル『雨音』は1万枚を越えるセールスを記録した(オリコン週間チャート17位)。 自身で作詞も手掛けており、現在は2008年より毎年末に開催される「Original Entertainment Paradise“おれパラ”」でライブを披露している。 2008年、『みなみけ』保坂役(2007年0)などで第2回声優アワードサブキャラクター男優賞(助演男優賞)を受賞。
2010年、『黒執事』セバスチャン・ミカエリス役(2008年0)などで第4回声優アワード主演男優賞を受賞。


特色
主に少年、青年役を務める。やわらかな声質が特徴で、熱血漢からクールなキャラクターまで様々なキャラクターを演じ分ける。ゲストではフェミニストの二枚目役として出演することが多い。
デビュー当時は壮年0老人役を多く演じていた。
『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹や『黒執事』のセバスチャンのようなミステリアスな飄々としたキャラクター。
『心霊探偵 八雲』の斉藤八雲や『デュラララ!!』の平和島静雄のような飾り気のない朴訥なキャラクターを得意とする。『瀬戸の花嫁』の三河海のような二枚目半のキャラクターや『みなみけ』の保坂役のようにアクの強い人物も演じた。


代表作
「涼宮ハルヒの憂鬱」(古泉一樹)
「ひぐらしのなく頃に」(赤坂衛)
「黒執事」(セバスチャン・ミカエリス)



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